【日付】
2025年11月29日
目次
- ニュース要約
- このニュースのポイント
- ポイント①:ステージ途中で「電源カット」、その後ライブパート全中止
- ポイント②:「不可抗力」「やむを得ない諸事情」という“便利ワード”
- ポイント③:日中関係の緊張が、文化イベントを直撃
- 考察
- まとめと問いかけ
- 参考・出典リンク(外部サイト)
1.ニュース要約
2025年11月28日、中国・上海の「西岸ドームアートセンター」で開催された 「バンダイナムコフェスティバル2025」 で、 アニメ『ONE PIECE』主題歌で知られる日本人歌手 大槻マキさん のステージが、歌唱途中で突然中断されました。
報道やSNSに出回っている映像・証言を総合すると、現場では
- 大槻マキさんが『ONE PIECE』関連曲を歌唱中
- 突然、照明・スクリーン・音源が一斉にOFF
- 観客がどよめく中、スタッフがステージに上がる
- 大槻さんのマイクが外され、ステージ袖へと誘導される形で退場
という流れで、パフォーマンスは事実上の「強制終了」になっています。
中国語の現地投稿では、
槻真希演出到一半,直接被拉掉舞台的电闸,评论区有观众大喊“一刀切啊!一刀切!”,然后主持人直接宣布“本次演出到此结束”。
(ステージの途中で舞台のブレーカーが落とされ、観客が「一刀切だ!一刀切!」と叫ぶ中、司会者が「本公演はこれで終了です」と宣言した)
といった描写も伝えられています。
その後、主催者は
- 「不可抗力」および「やむを得ない諸事情」 を理由に
- 29日・30日に予定されていた同会場でのライブステージをすべて中止
と発表。ももいろクローバーZやASH DA HERO、リーガルリリーなどの出演も取りやめになりました。
同じ時期に、中国各地で予定されていた浜崎あゆみさんなど日本人アーティストの公演も、 「不可抗力」「事情により」といった説明で相次いで中止・延期となっています。
一部では「中国当局が日本人アーティストの公演に介入したのではないか」という見方も出ていますが、 中国政府や主催者が政治的介入を公式に認めたわけではなく、現時点では“推測の域”である点には注意が必要です。
2.このニュースのポイント

ポイント①:ステージ途中で「電源カット」、その後ライブパート全中止
今回、特に異様なのは 「歌唱の最中に、電源ごとステージを落とした」という点です。
- 曲の途中で、照明・スクリーン・音源が一斉にカット
- 観客が状況を把握できないままどよめき
- スタッフがマイクを外し、そのまま退場 → 司会が終了をアナウンス
単なる機材トラブルであれば、 「技術的な問題が発生しました」「しばらくお待ちください」 といった説明が入るのが普通です。
それが一切なく、演目途中で「ブレーカーを落とす」形で中止され、 その後ライブパート全体の中止が発表されたことで、 「現場の判断」ではなく上位の判断が働いた可能性が強く疑われています。
ポイント②:「不可抗力」「やむを得ない諸事情」という“便利ワード”
今回、公式の説明で使われたキーワードは 「不可抗力」と「やむを得ない諸事情」でした。
これらは本来、
- 天災
- 予期せぬ重大事故
- 双方の努力ではどうにもならない事情
といったものを指す中立的な言葉ですが、現実には
- 本当の理由を言えない/言いたくないとき
- 政治的・外交的な圧力が背景にあるとき
に使われる「オブラート表現」としてもよく登場します。
今回も、
- なぜ日本人アーティストのステージが一斉に止まったのか
- 誰がどのレベルで中止を決めたのか
といった肝心な部分は説明されないまま、 「不可抗力」という言葉だけが前に出ている状況です。
ポイント③:日中関係の緊張が、文化イベントを直撃
ここ数か月、日中関係は
- 台湾有事をめぐる発言
- 安全保障・経済安全保障の強化
- 中国依存からの脱却をめざす動き
などを背景に、緊張が高まっているとされます。
そうした中で、
- 上海のバンダイナムコフェス
- 浜崎あゆみさんの上海公演
- その他、日本人アーティストのイベント・ライブ
が同じタイミングで「不可抗力」「事情により」といった表現で 次々と中止・延期されていることは、 文化・エンタメの現場も政治リスクの直撃を受け始めていることを示しています。
3.考察
この出来事が象徴しているのは、
「エンタメや文化イベントも、もはや政治リスクから完全には自由でいられない」 という現実です。
日本側から見ると、
- 日本企業が関わるイベント
- 日本の人気コンテンツ(アニメ・ゲーム・音楽)を軸にしたフェス
- 現地ファンも日本のファンも楽しみにしていた場
が、説明のないまま「スイッチ一つでOFFにされる」構図に映ります。
同時に、現地の中国人ファンも、
- チケットを買い
- 会場に足を運び
- 好きな作品・アーティストを楽しみにしていた
にもかかわらず、政治や上層部の判断ひとつで 「とばっちり」を受けた被害者とも言えます。
ここから見えてくるのは、
- 「チャイナリスク」はビジネスだけでなく文化ビジネスにも及んでいること
- 日本企業・アーティストは、政治リスクをどこまで織り込むかという判断を迫られていること
そして同時に、
- 確認された事実
- SNSや一部メディアによる推測・解釈
をきちんと分けて発信することが、 日本側の信頼を守るうえで非常に重要だという点です。
4.まとめと問いかけ
・大槻マキさんのステージが、歌唱途中で照明・音源カット → マイクを外されて退場という形で中断された。
・主催者は「不可抗力」「やむを得ない諸事情」を理由に、フェスのライブステージを全中止。
・他の日本人アーティストの中国公演も、同時期に相次いで中止・延期となっている。
・背景には日中関係の緊張があると見られ、文化イベントも政治リスクの影響を強く受ける時代になっている。
・一方で「中国政府がこう指示した」という部分は、現時点では公式に確認されていない情報(推測の域)である。
そのうえで、みなさんに問いかけです。
- あなたは今回の「ステージ途中の電源カット&強制終了」をどう受け止めましたか?
- これだけのリスクが見えていても、日本の企業やアーティストは中国でのイベントを続けるべきだと思いますか?
- 日本として、中国を含む各国と文化交流を続けるうえで、どこまで政治リスクを許容すべきだと考えますか?
コメントや意見、自由に書き込んでください。
5.参考・出典リンク(外部サイト)
- Yahoo!ニュース(スポーツ報知)「上海フェスで歌唱中断 公演中止に…大槻マキ『パフォーマンス中ではございましたが』『バンダイナムコフェスティバル』主催者が中止発表」
- Game*Spark ほか各種ニュースサイト:バンダイナムコフェスティバル2025と日本人アーティストの中国公演中止に関する記事
- SNS上の現地映像・目撃証言 など
管理人:黒猫管理人
監修・作成協力:ChatGPT-5.1 Thinking


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